瀬戸内国際芸術祭2019の旅 5日目

Added on by Maki Hayashida.

最終日。せっかくなら西の島もめぐってみようと、代替の飛行機は最終便にした。粟島には行ったことがあったので、とりあえず本島に行くことは決めたけど、ついでに高見島も行けるかも。7時40分JR高松駅発で丸亀へ。8時半頃に着いて、駅のロッカーで荷物を預ける。丸亀駅から丸亀港までは徒歩10分くらい。駅周辺はあんまり人がいなかったから今日島に行く人は少ないかなと思ったけど、港に着いたらたくさんの人であふれていた。みな車で港まで来るのだろうか。

9時丸亀港発のフェリーで、9時35分本島港着。フェリーはすごく混んでいて、港に到着した途端、レンタサイクルめがけて一目散に走っていたりして、なんだかちょっと悲しいなと思った。という私も、ぎりぎりレンタサイクルを借りることができたから、島に点在している作品をほぼまわりきることができたのだけれど。行方も知らずゆらゆら流されるままにというコンセプトの作品「恋の道」を見て、そんな人生がいいなと思った。興味のあった両墓制も実際に見る。

12時25分本島発の高速船で高見島に向かうつもりだったけれど、11時50分に臨時便が出ると分かって、早めに高見島に向かうことにする。12時25分着。高見島は徒歩で作品をまわる。「高見」とだけあって、作品群のある集落までは結構な登り坂だった。ここでの暮らしは本当に大変だっただろうなと思う。蚊取り線香の原材料が除虫菊という植物であったことを知った。

高見島発、多度津行きのフェリーも臨時便が出るとのことで、予定より 30分早い15時20分高見島発のフェリーに乗る。15時45分多度津港着。多度津港からJR多度津駅は徒歩圏内ではないので、芸術祭のシャトルバスが連れて行ってくれた。ありがたい。JRで多度津から丸亀に戻ったら、一鶴本店で骨付鳥とおにぎり。本日二食目。船と作品鑑賞を優先していたら全然食べる時間がなかったけれど、最後に美味しいものが食べられて大満足。丸亀から高松空港まではリムジンバスが出ているので、乗っちゃえばあとはもう寝るだけ。我ながら良いプランだった。

今日だけかも知れないけれど、東の島々と違って、本島と高見島は外国人が少なかった気がする。特に西洋の方はほぼ見なかった。日本人の客層も東とちょっと違った印象で、作品や島を楽しむというよりはただ写真を撮って終わり、という感じ。平日と週末の違いもあるのかな。芸術祭の期間に、東の島も西の島も訪れることができたのはかなり良い経験だったと思う。