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瀬戸内国際芸術祭2019の旅 2日目

Added on by Maki Hayashida.

10月10日(木) 6時起床。6時40分にはホテルをチェックアウトし港へ向かう。7時過ぎに着いた高松港では、すでに豊島行き高速船のチケットに並ぶ列ができていた。木曜が最も豊島のお客さんが少ない曜日だそうなのに。以前のモニターツアーでお世話になった香川県庁の後藤さんと再会。こえび隊として、乗り場の案内ボランティアをされていた。芸術祭の期間はいつもと勝手が違うので、経験者の私にとってもこのボランティアの存在はありがたかった。後藤さんは毎朝このこえび活動をしてから出勤されているそうで頭が上がらない。

7時41分高松発の高速船で豊島へ。今日は豊島に泊まる。豊島での目的は、
1、産廃現場を訪れること
2、島を1周すること
3、レモンスカッシュを飲むこと
さえできれば良かったので、レンタサイクルだけ予約して、特に予定は立てずに訪れた。流されてみよう。

8時16分には豊島・家浦港に着く。今回は甲生地区から1周することにする。塩田千春さんの作品は見たい。家浦にある産廃業者の住んでいた家が壊されることになったと聞き、レンタサイクルを借りたら、まずはその家の撮影に。以前撮影したときとだいぶ趣きが変わっていた。

塩田さんとスプツニ子!さんの作品それぞれに長居した後(置いてあった本をじっくり読んでしまった)、絶景を堪能しながらサイクリングしていたら、道端でイノシシに遭遇。ちょっと怖かったけど、最終的には向こうが道を譲ってくれた(草むらに隠れに行って、私が通り過ぎるとまた元の道に戻ってた)。イノシシさん、ありがとう。

唐櫃岡に着く頃にはちょうど12時になったので、檸檬ホテルの鑑賞予約(事前のウェブ予約が必要になっていた)をして向かう。鑑賞後に頂くレモンスカッシュはこの時期だけグリーンレモンだそうで、これがまたかなり美味しかった。ちょっと苦くて、私はこっちの方が好みかも。スコーンも相変わらず絶品だった。その後は初めてのストームハウスへ。週末はこれが現実になるんじゃないかと思いながら鑑賞。美術館前の棚田を散歩したら、やっぱりそうめんとイチジクジュースも頂いてしまった。

15時からは産廃現場の見学なので、14時半には家浦港に戻ってレンタサイクルを返す。今日は石井亨さんの案内で、スイスから来た高校教師の方と一緒に訪れる。終始英語。彼のする質問がとても的を得ていて、私もかなり勉強になった。一緒に訪れる人によって、また違った視点で理解が深まるから興味は尽きない。このプロジェクトをはじめた初心にも戻れる。1年に1度はここを訪れたいと改めて思った。

家浦港からは歩いてゲストハウス・mammaへ。もう何回も泊まっている。今日のルームメイトでフィンランドから来ているNooraさんは、TOKASのアーティストインレジデンスで来ている作家ということが判明。TOKASのレジデンスは私の家から歩いて10分くらいのところにある。豊島で知り合うなんて不思議な感じ。そういえば、檸檬ホテルの酒井さんと知り合えたのもここがきっかけだったな。いろいろとご縁がある。

夜、12日の羽田行きの便がもうすでに全便欠航が確定していることを知る。あれ、帰れない。13日は今のところ運行予定になっているけれど。とりあえず、12日に高松のホテルだけを急いで予約し、また明日考えることにする。

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