八戸旅の記録・1日目

Added on by Maki Hayashida.

4時半起床、5時45分出発。ちょっと早めに東京駅に着いてしまった。あまり人はいない。6時32分発のはやぶさ1号で八戸へ。車掌さんのアナウンスがとてもきれいで心地よい。アナウンスの度、「はやぶさ」はいやに強そうで「こまち」はへんに美味しそうと思ってしまう。ガラガラな新幹線だなあと思っていたけど、仙台でほぼ満席になってびっくり。私の隣は函館1泊修学旅行を引率する中学校の先生で、途中、眠っている間に通路向かいの生徒にいたずらをされて、そのやり取りがとても微笑ましかった。約3時間もあったのに、左右社の『仕事本』は読み終わらず。9時21分八戸着。

JR八戸線に乗り換えて、本八戸駅へ。ホテルで荷物を預けて、また本八戸駅に戻る。市場のある陸奥湊駅で降りて、下調べしておいた「みなと食堂」で朝ごはん。平目の漬け丼が有名な食堂で、めちゃくちゃ美味しかったけれど、それ以上にせんべい汁に感動。せんべい汁、こんなに美味しかったっけ?一気にせんべい汁が大好きになった。ここから乗ろうとした市営バスは予定時刻よりも15分くらい遅延。待てど暮らせど来ないバスに、バス停で待っていた地元のおばあちゃんたちと「来ないね〜」と思わず会話したけれど、半分くらいは方言で理解できなかった。日本だけどちょっと外国みたい。

鮫駅でバスを降りたら蕪島へ。蕪島にはあんまりウミネコがいなくて、もう季節が終わっちゃったかなと思ったけど、岩にものすごくたくさんいた!!!女木島で見たアート作品「カモメの駐車場」を思い出す。蕪島から種差海岸駅まで、7年前と全く同じルートを辿るみちのくトレッキング。ちょっと歩けば景色が変わり、どの景色も終始絶景で、しかもほぼひとりじめ状態。本当に気持ち良かった。

種差海岸駅からはバスで八戸市街地まで戻る。おやつの鯛焼きを買って、15時半ホテルにチェックイン。市立図書館に向かう途中、はっちに寄り道をして、朝ごはんのアップルパイとお土産を買う。図書館の郷土資料を読み込んでいたら、あっという間に閉館時間の19時になってしまった。若干時間オーバー、ごめんなさい。帰り道、のれんの美しいたたずまいに惹かれて入った「宝来食堂」は地元のおっちゃんしかいなかったけど、皆とても優しく、200円中華そばはとても美味しかった。あとでネットで調べたら、そこそこ有名だったらしい。

7年前にはなかった八戸ブックセンターにも足を運ぶ。『村次郎 選詩集』を購入。版元が『仕事本』と同じ左右社で、なんだかご縁を感じてしまう。八戸ブックセンターのしおりがおしゃれで、進められるがままに2枚もらってしまう。ありがとうございます。

本当は「温泉みちのく」に行ってみたかったけど、コロナの心配もあるので自粛。明日の準備をして、おやすみなさい。

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