ベネッセハウス の竣工は1994年。
この「南瓜」ができたのも1994年。
地中美術館も2004年だし、いちばん新しい宿泊棟だって2006年。
スマートフォンやSNSが浸透するだいぶ前。
今回のベネッセハウス 滞在で感じたのは、
写真を撮ってもらうことが目的で作られたものとそうでないものは
雲泥の差があるということ。
後者は色褪せない。
心に残しておきたいから写真も撮りたくなるけれど、何より実物をずっと見ていたい。
食べものも同じ。
写真映えのために作られた料理と、そうでない料理。
前者で美味しいものももちろんあるけれど、なんだか本末転倒。
美味しく食べることのために作られた料理だから、写真に残しても美しい。
だから最近、私が気に入っているのは、何年も続く老舗のお店。
食堂でも、パン屋でも、お菓子屋さんでも。
高松では、まちの洋食屋さん「おなじみ」に通っている。